ヌートリアを捕獲して食べて、逮捕!

ヌートリアを捕獲して食べて、逮捕! と言う記事がネット上を賑わせてました。
9月9日のニュース検索の第一位を飾る勢いです、ヌートリア久々の大注目です。


記事にもちゃんと書かれていますが、捕獲には、色々面倒な手続きが必要です。
有害獣捕獲か特定外来生物捕獲かでも異なります。

ヌートリアは時々有害獣で取り上げられてますが、ブッチん切りの第一位!かと調べてみました。

え?ええ? ブッチん切りのドベです、全然負けています。
獣の両横綱はやはりシカとイノシシです。
鳥は、当然カラスです。

以前、ヌートリアの尻尾を持って来たら、いくらで引き取ります、とか言う様な記事を見た事がありましたが、法律上どう言う処理に成って居たのか知りたいです。
その後聞かないので、やっぱり法律的に大いに拙かったのか、処理の書類が多すぎて面倒でやめたのか?
どうなんでしょうか。

次は特定外来生物。
ヌートリアは特定外来生物です。
外来生物法は明治以降に移入した動植物を対象としていますが、ここで問題なのはハクビシンです。
ハクビシンは科学的に明治以降に移入された事が明らかにされています。
いや、明治以前から居る雷獣こそがハクビシンだ、ちゃんと絵もある。

これがハクビシンだ!と言う訳です。
たしかに、鼻の辺りが白くてそれっぽいですが、これだけの理由で外来生物に成らないなら、と言う事で当協会でも用意しました。

葛飾北斎 富士川沼狸図 by お絵描きばりぐっどくん

ちゃんと、錦絵に成って居ます、ヌートリアは江戸時代から居たんです!
ヌートリアの特定外来生物指定は誤りだった、と言う事です。

判りやすく、小説も用意しています。

定廻り同心 渡辺隠 短篇集

一、河中藩大変
無嗣改易の危機を迎えた有弓家河中藩。
この危機を救う秘策とは。
大御所様お墨付きの秘密とは。

二、定廻り同心 渡辺 隠
無法者文殊の源八一味を追い詰めた同心、渡辺に危機が。
道中奉行お手附、物部の救援は。

三、ヌートリア異聞
特定外来生物に指定されているヌートリア。
この指定の法的根拠を覆す、古文書の秘密とは。

以上、時代物短編小説三編を収録


太閤秀吉の養子猶子たちの関係を通じ大坂城のお堀に生息するヌートリアの秘密が明かされる
短編小説 聚楽亭の公達たち

最後に書き忘れてましたが、「全国の野生鳥獣による農作物被害状況(令和2年度)」の表には重大な欠陥があります。
最も危険で相当被害額の大きな 「有害獣ニンゲン」が抜けています。
しょっちゅうニュースに成っています、収穫前に根こそぎ持っていかれました・・・とか。
こんなあくどい有害獣ニンゲンが出てないのは解せません。

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